初代“ともだち”。サダキヨにとっての初めての友達。本当の名前はハットリ(服部)だが、幼い頃は「フクベエ」と呼ばれていて、本人はそれを強く毛嫌いしていた。聡明ではあるが、虚栄心が強く、負けず嫌い。排他的で臆病、そして執念深い。クラスで人気者であったケンヂを羨望に似た気持ちで憎んでいた。万博に行きヒーローになろうとしたが、ある事情で行けなくなる。かつて万丈目によって番組に超能力少年として取り上げられる筈だったが、番組のイカサマがばれて放送されず、同級生に馬鹿にされたことがあり、それを根に持っていた。この出来事は後の計画に大きな影響を与えた。 1997年、同窓会でケンヂ達と再会。2000年にケンヂの仲間に加わり、「横浜 マンション 」の際にロボットのコントローラーを持っていた男と掴み合いになり転落死したと見せかけて姿を消した。その後、ロボットに乗り込んだケンヂの前に姿を現し、お面を撮って自らの正体を明かす。なお、ケンヂ達がロボットを止めに向かう直前にロボットを見上げるケンヂ達の姿を写真に撮っており、後にこの写真は「ロボットを操るケンヂ一派」の写真として広く知られる事になった。 西暦が終わる年に、小学校の理科室においてヤマネによって銃撃される。その際にオッチョが死亡を確認し、同時に彼の正体を知った。 超能力の存在の是非については、 小学校時代に教室中のスプーンを曲げた。 娘であるカンナに超能力が備わっている(秘薬を投与したとの発言もある)。 の2点から実際に超能力者であったとも考えられるが、ドンキーの前で死んで生き返ったように見せるインチキなども行っており、現時点では彼が超能力者かどうかは不明。また、カンナに超能力が備わっていることで父である自分の血が遺伝したから自分は超能力が使えると証明したかったという見方もある。しかし、教祖としてのカリスマ性は特殊能力の粋に達しており、フクベエをワイヤーで吊り上げた本人すら空中浮遊を信じてしまうほどだった。 カツマタ フナの解剖前日に死に、夜になると理科室に出没すると噂された少年。実際には死んでおらず、サダキヨ同様、常にナショナルキッドのお面を付けていた。フクベエの“ともだち”の一人。かつて万引きの冤罪で晒し者にされ、本当の犯人であるケンヂに対して激しい憎悪を抱く。チョーさんメモには「ともだちのその先の人物」「サダキヨのともだち」として書かれていた模様。 万丈目胤舟(まんじょうめ いんしゅう) “ともだち”の側近であり、組織の幹部。友民党党首。以前は、ウィークリーマンション としてローラーゲームなどの団体を設立したりプロダクションの経営をしていた(政治家としての表向きの経歴はハーバード大学卒の経営コンサルタントと偽っていた)。フクベエとは1972年にテレビ番組で超能力少年として取り上げようとしてからの付き合い。1980年、フクベエからの誘いがきっかけで“ともだち”の組織を作り上げる。「ともだち暦」の世界で現在の“ともだち”がフクベエではないと気付いた事から暗殺を企むが、信頼していた高須に裏切られ、暗殺される。殺された際ヴァーチャルアトラクションに接続していたため、彼の思念はヴァーチャルワールドに残り、後にヴァーチャルアトラクションに接続してきたケンヂと出会い行動を共にする。最後は人類を救うためのある行動を起こした事で、成仏するかのように消滅した。フクベエと同じくスプーン曲げの能力を持っていたが、フクベエと知り合う前にはそのような様子はなく、いかにして能力を手に入れたのかは描かれないままであった。 サダキヨ(佐田清志(さだ きよし)) 小学5年生の頃の1学期の間だけ、ケンヂと同級生だった。常にナショナルキッドのお面をかぶり、いつも屋上で宇宙人と交信しようとしていたいじめられっ子。フクベエと友達になろうとするが、実際には一方的な支配関係にあった。ともだち博物館における「母親」との会話から、かなり厳しく育てられた萎縮した子供であったと推測される。2014年に英語教師となってカンナと響子の通う高校に赴任し、そこで響子と出会う。裏の顔はともだち博物館の館長であり、“ともだち”の秘密を知る重要な人物。かつてモンちゃんを殺害した張本人であるが、彼はモンちゃんを殺したことを深く後悔しており、モンちゃんを殺したことで「悪者」になってしまったことに苦悩し、密かに“ともだち”への反逆を企てる。 後にともだち博物館へ響子を連れて行き、そこで自身の正体を明かした。その後は元担任がいる老人ホームへ向かったが、そこで高須達に自身の裏切りを知られて“絶交”されそうになるも間一髪で駆けつけたヨシツネとカンナに助けられる。だが脱出を拒み、響子に「モンちゃんメモ」を渡して彼女をヨシツネに託し、自身は老人ホームを正面突破で脱出するも車に乗ったまま炎上死した。だが実際は生き延びており、西暦が終わった後は壁の外で「お面大王」と名乗ってウィルスで親を失った孤児達を保護していた。その後空飛ぶ円盤の墜落によって瀕死の重傷を負い、しばらくの間はかろうじて命をつないでいたが、カンナに地球を救うための最後の情報を託し、その数時間後に亡くなった。臨終のときにはケンヂの仲間たちに囲まれて看取られ、その死に顔は微笑んでいるように安らかだった。同じ頃、不用品回収 内で少年時代の彼は少年時代のケンヂと友達になり、住み慣れた街を引っ越していった。 ヤマネ(山根) 細菌学者。小学生時代から、フクベエと“ともだち”の仲であった。小学生時代にはフクベエ、サダキヨと行動することが多かった。ウィルスによる世界滅亡計画を考えた張本人であり、それをオッチョに助言する(その後オッチョはこの事をあたかも自分が考えたかのようにケンヂ達に話し、後にこの「世界滅亡計画」はよげんの書に書き込まれた)。2000年、2015年の世界を滅亡させた細菌を開発するも、キリコの忠告によって自らの行いに初めて気付き、恐怖を覚えてその後の細菌兵器の研究開発を止めてしまう。その後、かつての母校の理科室で“ともだち”であるフクベエを殺害した後、自分も“ともだち”の部下に射殺された。 キリコ(遠藤貴理子(えんどう きりこ))〔“聖母”〕 ケンヂの姉で、カンナの母親。いつもケンヂのことを陰で支えていた母親的な存在。“しんよげんの書”に書かれている“せいぼ(聖母)”。ヤマネが開発した細菌兵器のワクチンの研究をしていた細菌学者。国立大学医学部受験に失敗し、私立大学医学部に合格するも、家計に負担のかかることから断念した。後にアフリカで医者の資格も取得していた(劇中に登場する資料には「ガインデ大学病院レジデント研修終了」と記載されている)。恋人の死後にフクベエと恋仲になり、彼との間に子供を授かったが、やがてフクベエの計画を知り、カンナだけでも護ろうと当時生まれたばかりのカンナをケンヂの下に預けて失踪した。その後警察に全てを話すもすでに警察は“ともだち”の支配下に置かれていたため情報が筒抜けとなり、それ以降“ともだち”の計画に加担させられ、最終的に「血の大みそか」で使用されたウィルスを開発することになってしまった。二年後、かつて自分が勤めていた病院(実際は“ともだち”の細菌研究所)がある町を訪れた際に町おこしの映画祭に参加する事になり、その際フィルムに「“ともだち”を止めなければ西暦は2015年で終わってしまう」というメッセージとカンナへのメッセージを残した。2015年には世界各地を回ってウィルスのワクチンを配っており、アメリカの製薬工場に勤めてワクチンを大量生産しようとしていた。しかしその事が“ともだち”の知る所となり工場は放火され、自身は駆けつけたケロヨンに救出されるも一時的にケロヨンと共に“ともだち”に拉致された。ともだち暦以降はケロヨンが東村山に作った“ケロヨンの共同体”に匿われ、その中で“ともだち”が使用するであろう“最終ウイルス”のワクチンを完成させ、自らの体を用いて人体実験を行った。「21世紀少年」最終話でようやく娘のカンナと再会を果たす事が出来た。 13番(田村マサオ(たむら マサオ)) “ともだち”を信奉する男。元お茶の水工科大敷島ゼミの優秀な学生。高校時代はドンキーの教え子だった。後に“ともだち”に従い、とある宗教団体の教祖・ピエール一文字を“絶交”する。“血のおおみそか”以降は、囚人番号の「13番」と呼ばれ、海ほたる刑務所への服役を装いつつ暗殺者として活躍。2015年には“ともだち”の葬儀の場でローマ法王の暗殺を実行しようとしたが、蘇った“ともだち”に阻まれ失敗した。ともだち暦以降、現在の“ともだち”が以前の“ともだち”とは違うことに気づき逃亡、その後北海道の菓子工場でコンチと出会い、ケンヂたちに協力する。最後は“ともだち”の操る空飛ぶ円盤を止めるためにヘリコプターで円盤に特攻をかけ、命を落とした。 ヤン坊・マー坊 ケンヂ達から「史上最悪の双子」と恐れられていた少年。ケンヂ達の同級生で冷凍おせち だった。その後、兄弟で会社を興して成功を収める。“血のおおみそか”の際、ヨシツネから呼びかけを受けたが実は万丈目と内通していた。2001年以降、ヤン坊が会社に残り、マー坊は科学技術省長官に就任するが、2015年のウィルスで長年共に働いた部下が死亡したことと、元々万丈目派であった事からケンヂたちに協力する。2000年当時は痩せていたが、その後リバウンドで再度太ってしまったらしく、少年時代とほぼ同じ体型に戻っている。 敷島教授 お茶の水工科大学教授でロボット工学の権威。娘を人質に取られた事で巨大ロボットを開発するなど“ともだち”一味に強制的に加担させられる。娘が最早取り戻せない事を悟ったのか、血の大みそかの後に離反。その罪の重さ、また無様な「ロボットとも呼べないようなもの」を作ってしまった失望感から、密かに新たなロボットの図面を書きつつも修理工を営んでいた。後にヤン坊・マー坊の提案で再び巨大ロボットを開発し、ケンヂたちに協力する。しかし勝手に動き出したロボットを止めようとして瓦礫の下敷きになり、完璧な二足歩行で歩くロボットを見ながら息絶えた。 敷島教授の娘(レナ) 敷島教授に対する人質として組織に勧誘されたが、いつの間にか友民党の主要メンバーになる。ファッションヘルス(風俗店?)でヘルス嬢として働いていた。「関東軍総統」にナンパされたことがきっかけで入信したが、2015年には公的な場でも皮肉を言い合うほど険悪な仲になっていた。総裁候補と結婚したようだが、それが誰かは明らかになっていない。“ともだち”(フクベエ)が死亡した事で精神を病んでしまい、当時“ともだち”の子を身籠もっていた女性を一人殺し、また高須のこともつけ狙っていた。その後、地球を滅亡させる最後の仕掛けを動かし、自らは投身自殺を図ろうとするがユキジに阻止される。 原作では「レナ」を名乗り風俗店で働いていたが本名かどうかは不明。実写映画版では下の名前が「ミカ」と設定されている。